名古屋市昭和区の鶴舞中央図書館で、AI音声による「図書館利用コンシェルジュ」の実証実験が夏休み期間中に行われます。
今回の実証実験では、1階フロアにデジタルサイネージを1台設置。来館者が音声かタッチ操作で質問を投げかけると、コンシェルジュが図書館ホームページに掲載されている「よくある質問(FAQ)」に基づき、音声と文字で回答します。
日本語のほか、英語、中国語、韓国語、スペイン語、オランダ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、ヒンディー語、ロシア語の13か国語に対応しています。
導入するシステムは、生成AIを活用した対話型のものではなく、あらかじめ設定された質問に対して回答する仕組みを採用しています。答えられるのは「トイレはどこ?」「閉館時間は?」など、図書館の利用に関する“ちょっとしたこと”に限られ、調べものなどの込み入った相談は、これまでどおり職員が対応します。
質問内容は個人を特定しない形で記録され、回答の精度を高めるために活用するとしています。
同館によると、これまで土日などの混雑時には職員が多忙になり、来館者が利用に関するささいなことを気軽に聞けない状況があったということです。コンシェルジュの導入により、誰でも気兼ねなく質問できる環境を整えます。
実施期間は令和8年7月18日(土)から8月28日(金)まで。設置場所は1階フロアで、図書館の開館時間中に利用できます。
市は、実証実験段階のため、現時点では本格導入や他館への展開などの予定はないとしていますが、結果次第で今後の運用を検討する方針です。
夏休みの混雑期でも、よりスムーズに利用案内を受けられるようになりそうです。


