本格的な夏の暑さが到来! 7月14日から名古屋では35℃超えが3日連続予想され、危険な暑さに要注意です。熱中症対策ができる食べ物や最新グッズなど、手軽に実践できる対策を紹介します。
冷たい“なごやめし”が熱中症に効果アリ!?

今週は危険な暑さに要注意! 熱中症や暑さに備える対策が必要です。
そんな中、名古屋の老舗うどん店で人気を集めていたのは、土鍋に入ったあつあつのみそ煮込みうどんではなく、氷が入った“冷やし”みそ煮込みうどん。添えられているのは、生卵ではなくゆで卵です。
思わずフーフーしたくなる見た目ですが、実際に食べてみると、ひんやりしていて夏にぴったり!
なぜ、みそ煮込みを冷やしたのでしょうか。
吉野屋 畔柳謙一郎店主:
「夏でもみそ煮込みを食べたいというお客がいて、『だけど汗をかきたくない』というんですよ。汗をかかないとなると冷やすのが一番だと思って、みそ煮込みの中に氷を入れちゃいました」

実際に煮込むことはできず、味が染みこみにくいため、小麦粉の中にみそを練り込んで、風味を強めるという工夫も。普通の麺と比べると、少し茶色くなっているのがわかります。
店主によると、“ここでしか食べられない”うどん。夏限定のメニューということもあり、人気のひと品です。
実はこのみそ煮込みうどん、熱中症対策にもぴったりだと、専門家も太鼓判を押します。
済生会横浜市東部病院 谷口英喜医師:
「夏場は食欲が落ち、食事からの水や塩分がとれなくなる。それによって体が脱水状態になり、熱中症になりやすい状態になる」

谷口医師によると、不足しがちな水分や塩分をとるためには、みそ汁が有効ということで、同じようにみそを使っている冷やしみそ煮込みうどんにも、同様の効果が期待できるといいます。
済生会横浜市東部病院 谷口英喜医師:
「みそ汁と同じように、うどんにも水がたくさん入っていて、水と塩分がたくさんとれる。特に名古屋の方は、(みそ煮込みを)食べ慣れているから食が進むと思う。さらにそれを冷やすことで、暑いときにもある程度食欲が出る」
夏にこそ食べたい冷やしみそ煮込みうどんは、10月ごろまで販売する予定だということです。
スライム状のスプレーに魔法びん型氷のう…話題の「熱中症対策グッズ」

一方、名古屋市中村区の「ハンズ名古屋店」には、さまざまな暑さ対策グッズが並んでいました。
店員さんに今年おすすめの商品を聞いてみると、見せてくれたのは、コンパクトな魔法びん型のボトル。中に水を入れて凍らせ、取り出すと、手や首に当てるスティック型の氷のうとして使用できます。

同じ氷のうタイプでは、こんなものもありました。一見、普通の氷のうのようですが、ふたの部分をスプレーに付け替えることで、外出先でも冷たい水を吹きかけることができます。

そして、“気持ちいい!”とひそかに話題になっているスプレーも。シューッと吹きかけてみると、出てきたのは、まるでスライムのようなジェル状のもの。腕に巻き付けたり、おでこにはったりして使う、瞬間的なクールダウンが期待できる商品です。

部分的ではなく体全体を冷やしたい人にぴったりなのは、大判タイプのポンチョ。全体をぬらして強くしぼった後、数回振るだけで、羽織った部分がひんやりと冷たくなります。フード付きなので、紫外線対策としても使えます。
ハンズ名古屋店 土屋弓さん:
「今週からまたぐっと暑くなると思われます。体に当てるものや羽織るもの、スプレータイプなど、いろいろな商品を用意しているので 、用途に合わせて使って、熱中症対策をしてほしい」
体の内側から冷やす! 外出前に取り入れたい対策とは?

外側から冷やすだけでなく、最近は“体の内側”から冷やす方法も注目されています。
その一つが、ドラッグストアなどで販売されている、「アイススラリー」という商品。液体と粒状の氷が混ざったシャーベット状の飲み物です。
暑い環境で運動した後にアイススラリーを飲んで5分後、サーモグラフィー画像を見てみると、しっかり体が冷えて青くなっているのがわかります。
熱中症対策に詳しい谷口医師によると、冷たい飲み物やアイスクリームとは違い、アイススラリーの氷は非常に細かく溶けにくく、胃まで溶けずに届いて深部体温を下げてくれるとのこと。そのため、単なる冷水より効果があるそうです。
また、外に出る前にアイススラリーを飲むことで、熱中症対策ができるといいます。
他にも、手軽にできるこんな対策も教えてもらいました。それが、水道水より少し高めの温度で2~3分手を冷やす、“手のひらクーリング”という方法です。
手には体の深部体温を冷やしてくれる血管が通っているため、手を冷やすのは熱中症対策に効果的だといいます。この血管は、手だけでなく足にもあるそうです。
ただし、10℃以下の水だと血管が収縮して効果がないといわれているので、冷やしすぎには注意が必要です。
水分・塩分補給に加えて、手軽にできる対策やグッズなども取り入れて、しっかりと熱中症対策を行いましょう。


