三重県伊勢市の『山村みるくがっこう 内宮前店』にて、観光中に出た食べ歩きゴミなどを店頭で預かり、商品購入時に50円分を割引する期間限定企画「ゴミ割」がスタートしました。
同店を運営する山村乳業によると、2026年は、第63回神宮式年遷宮に向けた御木曳行事が行われ、伊勢には平年以上の来訪者が見込まれるそう。しかし、観光地ではゴミ箱が少なく、食べ歩き後の包装ゴミや飲料容器の処分場所に困るケースもあるといいます。

同社はこうした状況を受け、伊勢のまちを“来訪者と一緒に”きれいに保つ取り組みとして「ゴミ割」を企画。『山村みるくがっこう 内宮前店』に観光中に出たゴミを持参すると、同店で商品を購入する際、50円分を割引する仕組みとなっています。
対象となるのは、包装ゴミ、ペットボトル、空き缶、紙くず、プラスチックゴミなど。また、同店で購入した商品の容器や包装ゴミも対象となります。割引は1会計につき最大50円まで。ゴミの量や個数にかかわらず、割引額は一律で、同一グループの場合は、会計を分けても割引上限は合計50円までとしています。
家庭ゴミ、事業ゴミ、危険物、大型ゴミなどは対象外。ゴミのみの回収には対応しますが、割引は商品購入時のみ適用されるとのことです。

「山村みるくがっこう」は、外宮前店と内宮前店を展開する山村乳業の直営店。ミルクスタンド形式を取り入れ、内宮前店ではテイクアウトに加えて、イートインスペースも設けています。
看板商品は山村牛乳や山村ヨーグルト、山村ぷりんなど乳製品。中でも、ソフトとプリンを一度に味わえる「山村ぷりんソフト」は、お伊勢参りの新名物として高い人気を集めているといいます。
山村乳業は、牛乳瓶を回収・洗浄して再利用するリターナブル瓶で商品展開を続けている乳製品メーカー。今回の取り組みについては、「使ったものをどう扱うか」「捨てるものとどう向き合うか」という考え方を、観光地の店舗運営の中で形にした施策としています。

同社事業責任者の山村卓也さんは、「観光地におけるゴミ問題は、行政だけでなく、まちで商売する民間企業にとっても向き合うべき課題」とコメント。ゴミ割について、「伊勢を訪れる方とお迎えする側が一緒に、まちを気持ちよく保っていくための小さなきっかけになれば」と述べました。ゴミ割の実施期間は、8月2日までを予定しているとのことです。


