セ・リーグ最下位で苦戦しているドラゴンズですが、交流戦明けの巨人との3連戦で、今シーズン初めてビジターで勝ち越しました。
メ~テレ「ドデスカ!」火曜日にレギュラー出演している野球評論家の矢野燿大さんは、中継ぎ投手陣とベテラン2選手に注目しました。

Q:6月19~21日の3試合は2勝1敗。6カードぶり、かつ今シーズン初めてビジターでの勝ち越しとなりました。
矢野さん:
いい勝ち越しができたんじゃないですかね。
Q: 21日は、8回に4点を取っての逆転劇でした。
矢野さん:
この勝ち越しは、2ついいことがあったと思うんですが、まず一つは阿部寿樹選手と高橋周平選手のタイムリーです。
今シーズンのドラゴンズは、1点は取れるけれど、もう1点がなかなかなかった。
そういうところで一気に勝ちにもっていく攻撃ができて、素晴らしかったですね。
Q:高橋周平選手は、巨人の大勢投手の初球を捉えたタイムリーヒットでした。
矢野さん:
大勢投手は155キロ中盤のストレートとフォークボール・スライダーという変化球もありますから、ベテランが思い切って球種を絞っていったのが大きかったと思いますし、さらにファールにしなかったのがさすがですね。
ファールにすると、どんどん相手投手ペースになっていくんですが、1球で仕留めました。
「中継ぎ陣が安定してきた」

Q:もう一つのいいところは?
矢野さん:
中継ぎ投手陣の安定ですね。
まだランナーを出すところはあるんですが、0点で抑えているのは、これからドラゴンズが浮上していくために良かったですね。
Q:交流戦の最終戦で日本ハムにいい勝ち方をして、いい流れが来ている感じでしょうか。
矢野さん:
流れが続いていますね。さらに生かすという流れにしてもらいたいですね。
岡林選手が絶好調

Q:矢野さんがシーズン巻き返しのキーマンにあげた岡林勇希選手が絶好調です。けがから復帰後、打率が3割を超え、直近5試合は打率4割5分。まさに攻撃の軸となっていますね。
矢野さん:
2軍から1軍に上がる時、打席数は十分あった感じではなかったと思うんですが、1軍で打席に立つ中で感性・感覚が戻ってきている感じがします。
岡林選手は初球からどんどん打っていくタイプで、初球からのヒットも多いんですが、これからさらに上がっていくのであれば、追い込まれてからです。
技術があるバッターですから、追い込まれてから対応していけるところがもっと戻ってくると、状態がどんどん上がっていく感じがします。
石伊捕手から矢野さんに質問

Q:今回、石伊雄太捕手から、矢野さんへの質問をもらいました。「投手をリードするうえで大事なことは何ですか」ということです。
矢野さん:
僕は「自分で感じる」ことが大事だと思っています。プレーが起こってからではなく、ランナーの動きや、ピッチャーが不安そうだなという様子…何かを感じる力がついたら、自分で動いていけるようになるんです。そうすると、自分で取るアウトが増えて、価値も上がってくる。自分で感じて動くことをやってもらいたいと思いますね。
Q:石伊捕手にもできますか?
矢野さん:
できます。僕も野村克也監督に教えてもらって、どんどんできるようになったので。
人にあれこれ教えてもらうのではなく、自分で感じようとすることが大事です。「ランナーの動きが早いな」「コーチがサインを出すのが早いな」「ピッチャーがイライラしているな」というのに気づくのは、やはり自分でやっていかないといけません。
そうなると、ピッチャーからの信頼もさらに高まっていきます。
(2026年6月23日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)


