岐阜県可児市を流れる木曽川で、15日に行われていたのは、川で人が流されたことを想定した救助訓練です。
担当者:
「(水難事故は6月30日時点で)岐阜県で17件発生して11人が亡くなっています。夏本番を前に、これから水難事故が発生することがますます懸念されます」
夏休みを前にすでに相次ぐ水の事故。
14日は、関市の長良川で釣りをしていた男性が川に流され死亡。6月には、名古屋市を流れる庄内川で川遊びをしていた13歳の男子中学生が溺れて死亡しています。
岐阜県は海がない内陸8県中水難事故件数が最多で、全国でみても4番目に多い件数となっています。

15日の訓練は可児警察署や消防関係者ら約45人が参加。
まず行われたのは、ライフジャケットの着用方法の指導です。
消防隊員:
「腰のひもを腹に食い込むまでしめあげる。ライフジャケットが最後のとりでになる、つけ方も妥協しないで」

記者も、正しい着用方法を体験。
消防隊員:
「ただつければいいというものではなく、しっかり体にフィットさせる。体重体格に合っているかということも大事。体に合ったものを選んでいただきたい」
正しく着用できていない場合、本来の機能を発揮できない可能性も…。
消防隊員:
「(緩んだ状態だったらどうなる?)水辺につかった状態だと、ライフジャケットそのものが浮いてしまう。水面がこの位置にくるということは、着ていても溺れるおそれがある。しっかりしめつけることが大事」
ライフジャケットのベルトが「緩い状態」で飛び込むと…

これは、専門家立ち会いのもと行われた実験です。
きちんと着用できていれば、ライフジャケットの効果ですぐに顔が水面から出て、安定して呼吸をすることができますが...。

ベルトが緩い状態で飛び込むと、飛び込んだ勢いでライフジャケットが脱げてしまいました。脱げなかったとしても、ベルトが緩ければ顔が水面から出にくいこともあるということです。

そのため、それぞれのひもを体に沿うように強くしめつけるほか、股下のベルトを忘れないようくぐらせることが大切だということです。
消防隊員:
「少しあげますと…あがらないですよね?こういった形でつけていただくのがいいと思う」
身近なもので溺れている人を助けるには?

そして、溺れてしまった人を見つけた場合、身近にあるものを使って助ける訓練も。
救助には、BBQなどで訪れた際その場にあるようなペットボトルや発泡スチロールも使えるといいます。
消防隊員:
「水を少しだけ入れて下さい。5~10メートルぐらい飛ばせる効果がある」
飛距離をのばすために、水を少し入れてボウリングのように下投げで川に投げ入れていきます。届いたペットボトルを浮き輪代わりにすることに成功。
可茂消防事務組合・田中高徳 南消防署長:
「川で遊ぶ際はライフジャケットを着用するなどして、小さいお子さんだったら必ず大人がそばにいて様子をみるのが重要」
これから迎える夏のレジャーシーズン。川辺で遊ぶ際には、一層の注意が必要です。





