借金を抱え最下位に沈むドラゴンズは、どうすれば浮上できるのか…。権藤博さん、山崎武司さん、落語家の立川志らくさんが聖地・ピカイチに集まり「緊急座談会」。前編・中編・後編にわたってお伝えします。 【前編】は、3人による『ドラゴンズの辛口採点』『井上監督の采配は?』についてです。
■ドラゴンズを“辛口”採点
Q.交流戦前のドラゴンズの成績は15勝30敗1分、今シーズンの戦いぶりは100点満点で何点? 山崎さん【30点】: 「僕ちょっと優しいですよ、30点!全てはやっぱりケガ人ですよね。戦力が整わずに、3分の1を消化してしまった」
Q.一番痛かったのは誰? 山崎さん: 「全員痛いですけど、やっぱり期待されていたのはサノーじゃないですか。サノーが肉離れ、岡林もやっぱり痛いですし。上林・岡林・福永・サノーは、絶対成績を残さなきゃいけないメンバーなので。ここが何もできていないのは、ちょっときついかな」 志らくさん【50点】: 「私は一応ファンなので、専門的なことはそこまで分からないので、とりあえず50点をつけています。前半ものすごく強いのに、7回で全部ひっくり返されて、急に弱くなったりとか。力はあるはずなんですよね。起用法だとかいろいろ問題があって、強い・弱いが両極端なので、ですからちょうど真ん中の半分。ファンが見捨てちゃ、ドラゴンズもダメですから」
権藤さん【-50点】: 「もう10いくつも借金しているなんてのは、プラスの点数なんてつけられないですよ。借金が5つ超えたらダメなんですよ。5つ超えたら、それを取り返すのに10日間、 2週間ぐらいかかるんです。もう今、天文学的な負け数ですから。一番思っているのは、これだけの戦力を持ちながら起用法に一貫性がない。『あれ使え、これ使え』と言って、ちょっと打てないと2軍に落とす。ピッチャー根尾でも、WBCまでいって、1試合投げたらもう2軍に落とすとか。そんなことしたら、誰だって戦う気持ちは出てこないです。『よし!やってやるぞ!』という気にはならないですよ。そこが一番なんです。だんだんね、興奮してくると腹が立ってきて、声が大きくなってくる(笑)」
■井上監督の采配は…
山崎さん: 「いつも言うんだけど、オーソドックスでいいと思うんですよ。だけど監督である以上は、全責任を自分が負えばいいわけだから、監督の好きなようにやればいいと思っているんですよ。僕は彼とずっと一緒にやってきたから、もう痛いほど気持ちは分かるんですよ。とにかく今はもう負けてるから、強く見せたいからって、コメントもちょっとぶっきらぼうになってしまったり、この前も(取材を)拒否してしまったり。ああいうことをせずに、素直に負けは負けで認めてやっていかないと」
志らくさん: 「井上監督は去年はもっと明るかったじゃないですか。いい兄貴みたいな感じでいたのが、何かやたら考えて考えてっていう。そういうタイプじゃないから、もっとチーム全体を『負けたっていいじゃねえかよ。もうずっと、立浪時代から俺たちは最下位なんだから、好きに野球やろう、みんな。頑張ってやろうよ、もうこれから下はないんだから』って明るくやっていけば、監督の良さが出ると思う」
■ドラファンの気持ち
名古屋の街でファンに“喜怒哀楽”を聞いてみると、「こんなに弱いのにみんな真剣に応援して楽しんでいる」「ケガ人が復帰してどんどん上がってくるんじゃないか」といった声がある中、「ケガ人が多い」「逆転負けが多い」「リリーフ陣が試合をぶち壊している」「観戦した試合で全部負けている」「もっと頑張れ!」などなど、“怒り”や“哀しみ”の声が多く聞かれました。
権藤さん【怒】: 「これしかない」 山崎さん【怒】: 「私もこれですね」 権藤さん【怒】: 「(ファンと)同じですよ。これだけの戦力があってこの成績じゃ、そりゃ怒るよ」 志らくさん: 「私も楽しんでいる自分がいるんだけども。ただ、楽しいってのは悲しいですよね。弱いのに楽しんでるっていう、一時のタイガースみたいな感じで。ああなっちゃうのが一番ファンとしては切ない」 ※【中編】では、『ドラゴンズの改革案』『“魔の7回”をどうすれば?』『推しメンは?』についてお伝えします。


