いよいよ梅雨が近づいてきました。
街では機能性が増した傘など便利なグッズが次々と登場し、憂うつになりがちな雨の日を少しでも快適にしてくれます。一方で、雨の日は視界も悪くなることから、空き巣などの犯罪に好都合ともいわれています。お気に入りの傘を選ぶ楽しさと合わせて、防犯意識も持っておきたい季節です。
“機能マシマシ”最新の雨対策グッズ
梅雨の足音が聞こえるなか、名古屋市内の雑貨店では、傘関連のグッズがズラリと並んでいました。その数、約150種類。傘はここ数年、売れる時期に変化が出てきているといいます。

ロフト事業部・古賀さんによると、雨傘が一番売れるのは6月。晴雨兼用傘もたくさんそろえているので、3月ぐらいから徐々にあがってきて、6~8月にピークを迎えるといいます。

機能性が増した商品が増えるなか、今年注目されているのが、“ある部分”がない傘。その代表格が、「Shupatto Umbrella(シュパットアンブレラ)」です。

普通の傘に見えますが、実は“ベルト”がありません。複雑に組み合わせた特殊な構造をしており、閉じると、骨が生地を巻き込んでくれるため、“ベルトいらず”で傘をしまうことができるといいます。

こちらは、持ち手の形が少し特徴的な折りたたみ傘「ピタマグネット」。
ロフト事業部 古賀さん:
「持ち手の先に、マグネットがついているので、金属製の部分にピタッとくっつけられる」

小さくなるのは便利ですが、置き場所に困るときもある折りたたみ傘。ピタマグネットは持ち手に磁石が内蔵されているので、壁などにくっつけておける便利機能付きなのです。

また、「estaaくっつきタオル」は、ぬれた折りたたみ傘を包んで、バッグのようにできるタオル商品。
ロフト事業部 古賀さん:
「裏面と表面がくっつく仕組みになっている。ぬれた折りたたみ傘をかばんにしまうと、ビチャッとなって大変だけど、布の部分が水を吸い取ってくれるので、ぬれずに済む」

ぬれた傘だけでなく、結露が出やすい冷たいペットボトルも巻くことができるので、これからの時期にも重宝しそうです。
何かと煩わしい梅雨の季節。新機能を駆使して、梅雨への備えを進めるのもいいかもしれません。
雨の日は“空き巣犯”に好都合
雨が増えてくるこの時期、実はもうひとつ注意しておきたいことがあります。それは、空き巣などの窃盗被害です。

ALSOKによると、雨の日は、人通りが少なくなり、傘などによって犯人の顔が見られにくい状況になるといいます。また、雨音で侵入時の物音が聞こえづらくなるため、空き巣犯にとって好都合な環境になりやすいとしています。
元埼玉県警 捜査一課の佐々木成三さんは、雨の日は“空き巣犯”にとって、好都合な条件が重なりやすいことを指摘。佐々木さんによると、侵入盗には留守宅を狙う「空き巣」だけでなく、就寝中の住宅に侵入する「忍び込み」といった手口もあるといいます。

雨天時は雨音で周囲の音がかき消されるため、窓ガラスも小さな音で割れば気づかれにくくなるそう。外の砂利の音なども分かりづらくなるため、この時期を狙う泥棒もいるといいます。
また、換気のために少し窓を開けたり、無施錠の状態が生まれやすい点にも注意が必要。浴室などの換気のために窓を開けたまま、就寝してしまうケースもあり、こうした“わずかな油断”が侵入のきっかけになることもあるといいます。
日常の快適さだけでなく、防犯面にも影響を与える天候の変化。最新の雨対策グッズを取り入れるとともに、住まいの防犯にも目を向けながら、雨への備えを意識しておきましょう。


