2週間後に迫ったプロ野球・ドラフト会議。岐阜・中京高校を投打でけん引し、夏の甲子園に導いた鈴木悠悟選手。プロを目指す原動力となっていたのは両親への感謝の思いでした。

10月1日。
Q.今の気持ちはワクワクなのか緊張なのか?
「ドラフト会議に向けて、準備している状況なので、素直にワクワクというか、楽しみな気持ちっていうのがあります」(中京高校3年 鈴木悠悟 選手)
すっかり髪も伸びドラフト会議を心待ちにする、岐阜・中京高校の鈴木悠悟選手。
投打でプロから注目されています。
「高校1年の入寮する日の朝です。両親は『頑張ってこい』とすごく応援してくれていました」(鈴木選手)
滋賀の親元を離れ、中京高校野球部の門を叩いた鈴木選手。
ピッチングの持ち味は、最速148km/hのストレート。
「力感なくどれだけ良い球を投げられるかを一番意識しています」(鈴木選手)
さらに、クリーンナップを担うなどバッティングでも活躍。
18歳以下の日本代表に選ばれるほどの実力を身につけました。
「最高の恩返し」支えてくれた両親へ

「振り返っていかないと、進歩しないと思ったので、毎日野球ノートをとるようにしました」(鈴木選手)
練習の課題を毎日記す野球ノート。
表紙には自らを奮い立たせるような言葉で埋め尽くされています。その中で一番大事にしているのが――
「『最高の恩返し』という言葉です」(鈴木選手)
グローブや帽子にも『最高の恩返し』の文字が刻まれています。
「帽子を脱いだ時に、その言葉がパッと目に入ったり、マウンドに上がる時、グローブをはめてから行くんですけど、ピンチになった時はここを抑えようと、支えになっています」(鈴木選手)
甲子園出場は幼い頃からの夢、親元を離れる決断など、自分の選んだ道をとことん後押ししてくれた両親。だからこそ――
「小さな頃から好きな野球をやらせてもらっていて、やっぱり親がいてこそ、今の自分があると思う。絶対何が何でもこの夏は、両親を甲子園に連れて行きたいと思います」(鈴木選手)
高校最後の夏にようやく両親への約束を果たす

今年の夏、岐阜の決勝に駒を進めた中京。
家族が見守る中、鈴木選手は投打で活躍。
打っては先制のタイムリーツーベース!さらに、エースとして9回を投げ抜き、完投勝利。
高校最後の夏にようやく両親への約束を果たすことができました。
「ありがとう。よくがんばった。ようやった。よくがんばってくれました。最高の恩返しをしてもらいました」(父・正幸さん)
「本当に良かったと思います。がんばってくれてありがとう」(母・英子さん)
「本当に自分をずっと支えてくれた二人には感謝しかないです。自慢の息子だと言われるようなプレーを絶対するので、甲子園に行ってもこの言葉を胸にがんばっていきたいと思います」(鈴木選手)
そして、たどり着いた夢の甲子園。
両親の前で見せた全力のピッチング。さらにバッティングでも大舞台で存在感を示しました。
「これからの自分の野球人生につなげられるすごく貴重な時間でした。両親から素直にここまで自分たちを連れてきてくれて、ありがとうという感謝の気持ちを伝えてもらいました。みんなを甲子園に連れて行けてよかったなと思っています」(鈴木選手)
引退後も練習の日々は変わらず

10月1日、岐阜中京高校のグラウンドで汗を流していたのは投打でプロ注目のドラフト候補、鈴木悠悟選手。
「全力で自分がしっかり目標に向かって取り組んでいくことが、両親への恩返しにつながると思う」(鈴木選手)
夏の甲子園を終え野球部を引退したものの、練習の日々は変わらず。
自身はピッチャーでの指名を希望していますが、プロ入りのためにバッティングも欠かしません。
「スカウトの方と面談させてもらって、バッティングでも評価していただけているので、投手・野手どちらでも活躍できるように準備をしています」(鈴木選手)
目指すのはさらなる「最高の恩返し」

引き続き寮生活を送る鈴木選手。過ごし方に変化がありました。
「引退してスマホが持てるようになった。スマホで映画を見たりするのが、引退してからのひとつの楽しみ」(鈴木選手)
9月のシルバーウィークには、滋賀の実家へ里帰り。
「弟の野球の練習に、自分が付き合ってあげたり、野球の練習試合を応援しに行ったりしました。家族みんなで焼き肉を食べに行ったりしてきました」(鈴木選手)
そこでは、ささやかな恩返しも。
「焼き肉店に行った時は、自分が率先して肉を焼いたりとか、率先して動けるようになったってところは、ひとつの成長だったのかなと思います。家族みんなで集まってご飯というのも、ずっと寮生活で全然なかったので、すごく良い時間になりました」(鈴木選手)
2週間後に迫ったドラフト会議。目指すのは、さらなる最高の恩返し。
「ドラフト会議で指名されたら、しっかり自分の口から両親に指名されたよと伝えたい。これからもいろんな目標があるので、それをクリアしていくにつれて、恩返しができていくと思うので、これからもいろんな恩返しができたらなと思います」(鈴木選手)
(2026年10月8日放送 メ~テレ『ドデスカ+』「じもスポ!」コーナーより)


