三重県で女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」発生から65年が経ちました。裁判のやりなおし「再審」を求める集会が3月29日、名古屋で開かれました。 1961年3月28日、三重県名張市の公民館でぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件では、農薬を混ぜたと自白した奥西勝元死刑囚の死刑が確定し、その後に刑務所で死亡しています。 弁護団は2026年1月、ぶどう酒の瓶に巻かれた「封かん紙」に関する新たな証拠などとともに、11回目の再審請求を申し立てていて、29日はその活動を応援する集会が名古屋で開かれ、全国の支援者ら191人が参加しました。 集会では弁護団が新証拠について説明したほか、鈴木泉団長が「第11次請求でなんとしてでも再審を開始させる」と訴えました。 高齢のため欠席した、奥西元死刑囚の妹で再審請求人の岡美代子さん(96)は、「裁判所も一審では無罪、第七次再審では一度再審開始決定を出しました。私の兄・勝は絶対やってません。私も96歳になりました。時間がありません。袴田事件や日野町事件などのように、名張毒ぶとう酒事件でも、裁判所が一日も早く再審開始決定を出してほしいと願っています」とコメントを寄せました。


