愛知県豊田市で、ツキノワグマの目撃が相次いでいます。20日、住宅街に子グマ1頭が出没しました。近隣住民から聞かれたのは、「こんな場所に?」という驚きの声でした。

10月20日、住宅街を走る車のドライブレコーダーに映った黒い物体。犬ではなくクマです。
記者:「クマが現れた現場ですが、辺りには民家が建ち並び、ごく普通の住宅街」
現場は、名鉄・猿投駅からほど近い住宅街で周辺には小中学校などがあります。
近隣の人たちから相次いで聞かれたのは、クマ出没に驚く声でした。
近隣住民:
「まさか豊田市の市街地にクマが出るなんて思っていない」
「ここにクマが出るとは誰も思っていない」
「クマが出るとは想像がつかなかった」

豊田市によりますと、20日午後1時20分ごろ、豊田市青木町5丁目で、車で通りかかった運転手から、クマとみられる動物を目撃したなどと通報がありました。
市の職員と専門家が、目撃者の車のドライブレコーダーの映像を確認したところ、ツキノワグマの子グマと判明したということです。
目撃現場近くには、クマのエサとなるどんぐりが。

21日朝、小学校周辺では、警察が巡回。
登校時には、先生などが校門で児童らを出迎え、安全を確認していました。また、親が子どもを学校に送る車が多く見られました。
豊田市では今年度、クマやクマらしき動物の目撃情報が69件寄せられていて、10月、クマに襲われ、眼球が破裂するなどの大けがを負った人も出ています。
20日に子グマが目撃された現場近くの小中学校では、生徒らは登校後、屋内で過ごす対策をとっているということです。
今回、目撃されたのは子グマだけですが、基本的に親グマは子グマを近くで守っているため、敵と見なされて襲われてしまう可能性があるといいます。こうなったときのクマは車にでもなんでも突っ込んでいくことも。
子グマだからといって油断せずに、遭遇したら、すぐにその場から離れてほしいということです。


