イラン情勢の影響により、裾野の広い石油製品は、様々な業種に影響を与えています。愛知県一宮市にある創業約80年のクリーニング店。親子2人で経営しています。
【写真を見る】中東情勢の悪化で懸念される石油製品不足 ビニール・溶剤・燃料・ハンガーなど…「オイルショックと比べいまの方が酷い」愛知・一宮市の老舗クリーニング店
(おしゃれクリーニングホワイト 疋田久人さん)
Q.一枚ずつビニールがかかっている?
「この時期一番忙しい時期なので、大量に消費する」
衣替えのシーズンに入った4月から、預かる服の数が一段と増えたそうで、いま心配するのは…
(疋田久人さん)
「ビニールは入荷の見込みがないと言われている。在庫がなくなった時にどうかなと不安」
「年内もつか…」ビニール入荷見込みなし
中東情勢の影響をうけて、服を保護するビニールがこの先入荷の見込みがないといいます。
(疋田久人さん)
「年内はもつかな」
Q.年内に状況が改善してくれればいい?
「それを望むだけ」
Q.ビニールなしで渡せばいいのでは?
「一番に汚れないのと、触る時にバラバラにならないので袋は必要」
Q.価格転嫁は?
「していない。考えてはいるが、簡単に値上げすると客に負担がかかる」
Q.経営圧迫するのでは?
「耐えるしかない」
服を洗う溶剤も5月から1.5倍に
追い打ちとなっているのが…
(大石邦彦アンカーマン)
「溶剤は無色透明で、水よりドロっとしている。シンナーほどきつくないけど石油のにおいがする」
服を洗う溶剤も、石油製品のため影響をうけています。仕入れ先からは「5月分から価格を1.5倍に値上げする」という連絡が4月にあり、急遽 在庫の確保をしました。
年内分の溶剤は確保できたと言いますが、今後のさらなる値上げと供給不足が心配です。
オイルショックと比べて…「いまの方が酷い」
加えて…
(疋田久人さん)
Q.これはどんなもの?
「これはボイラー。熱源を作る店の心臓部。燃料は灯油を使っている」
Q.結構使う?
「使います。仕事が忙しい時はずっと動かしている。いまは一番ピークなのでよく使う」
仕上げのためのスチームアイロンにも、灯油は欠かせません。
(疋田博史さん)
Q.このスチームは?
「灯油を使っています。どんどん値上がっています」
Q.オイルショックと比べてどう?
「いまの方が酷い」
「今後の先行き見えず不安…」
さらに…
(疋田久人さん)
Q.ハンガーも石油製品?
「そうです。プラスチック製品なので」
ハンガーは中東情勢の影響を受けて3円近く値上がりし、1つが現在10円ほどということです。
(疋田博史さん)
Q.ハンガーも返してもらえると楽では?
「常連さんは持ってくる。ありがたい」
(疋田久人さん)
「いまは耐えながら あるものでやっているが、今後の先行きの見込みが見えないところが不安」
帝国データバンクによりますと、2025年1月~12月までに倒産したクリーニング店は全国で24件。休業・廃業・解散は合わせて42件で、取りまく環境はますます厳しくなっています。


