街の生花店にも、中東情勢の影響が出ています。
【写真を見る】イラン攻撃開始から3か月…花の輸送コスト上昇 名古屋・中区の生花店で「バラ」ほぼ国産に…燃料費や肥料の価格高騰で生産者にも重荷
5月28日、訪ねたのは名古屋市中区にあるフラワーショップ「Rio Flower」。
(Rio Flower 神野公輔社長)
Q.このチラシは?
「6月2日がローズの日。1番バラの流通量が多くなるのがこの時期なので“ローズの日”」
6月2日は、6と2の語呂合わせで「ローズ」の日。しかし、バラの入荷にも中東情勢の影響が…
(神野社長)
Q.海外産のバラもある?
「海外産はレインボーバラ。輸入のバラが減ってきているので、その分 国産に頼らざるを得ない」
中東情勢の悪化… 取り扱うバラがほぼ国産に
これまで仕入れていたケニアやインドのバラは、円安の影響などを受けてここ3年で徐々に市場から減っていきました。さらに、中東情勢の悪化で花の輸送コストも上がり、店で扱うバラはほとんどが国産になりました。
(神野社長)
「原油価格が上がってきているので、輸送費のコストが上がっている」
バラの出荷量日本一は愛知県。店の国産バラはすべて愛知県産です。生産者の窮状も聞こえています。
(神野社長)
「生産者として肥料の価格も中東情勢の影響で上がっているので、もっと値上げしたいと思う」
卒業シーズンは仕入れ困難に
ハウス栽培のバラは、燃料費や肥料の高騰が生産者にとっては重荷になっています。特に今年3月は…
(神野社長)
「3月の卒業シーズンは、いろんな生花店が繁忙期になってくるので、今年は特に花が揃えづらかった」
市場では、3月の卒業シーズンがバラの値段が一番上がる時期になりますが、去年の3月は1本250円。しかし、今年は50円もアップし300円で仕入れることに。
(神野社長)
「入荷する日によって、価格がジェットコースターのようになる。そもそも(花の)数を揃えるのも難しいのに、仕入れる価格を調整するのも難しい」
6月からフィルムが3割値上げに
さらに影響は…
(神野社長)
「フィルムの品不足にはなっていないが、値上げについては影響がある」
花を包むフィルムが6月1日から、約3割の値上げに…
(神野社長)
「かなり厳しい。節約もできない…(花を)保護するものなので必要なもの」
ナフサ由来の原料で作る吸水スポンジもすでに1割値上がりし、今後さらなる値上げが予想されます。
値上げラッシュ…「初めての経験」
(神野社長)
「初めての経験ばかりで、常に必死に花を集めている状況」
Q.中東情勢の影響で売れ行きに変化は?
「食費も上がっているので、優先順位は食費に行っているのかな」
この状況に神野社長は…
(神野社長)
「いろんなものが上がっているので仕方ないけれど、花をプレゼントとして選択しに入れてほしいので、価格を上げられないのが苦しい状況」


