「老老介護」の世帯が増加傾向にあります。
老老介護とは、介護する側も介護される側も高齢者という状態です。厚生労働省が先週公表した2025年の国民生活基礎調査のデータによりますと、同居して介護する世帯のうち介護する側と介護される側がともに75歳以上の世帯は37.1パーセントに上ります。
前回の調査に比べ1.4ポイント増えていて、調査が始まって以来過去最高となりました。
こうした「老老介護」の世帯が増加する中、将来の介護業界の担い手を確保しようと、愛知県碧南市で7月21日、子ども向けの介護体験会が行われました。
高齢者が乗る車いすを押していたのは小学生です。愛知県碧南市の介護施設で小学生向けに介護の仕事の体験会が行われました。
体験会は子どもたちに介護を身近に感じてもらおうと、福祉事業などを行う愛生館グループが企画しました。7月21日は地元の小学5年生19人が参加し、ミニゲームなどを通して高齢者と交流しました。さらに子どもたちが体験したのは、車いすに座った人を持ち上げるときなどに使われるロボットです。人の力で大人の体を持ち上げるのは、大きな負荷がかかりますが、ロボットが支えてくれるので、負担を軽くできます。
小学生:
「立つのに自分の力を使わなかった」
職員:
「抱えなくていいからね。みんな介護の人たちは腰とかを痛めてしまうけど、これを使うと腰も大丈夫」
小学生:
「はじめはあまり(介護に)興味がなかったが、介護の仕事体験をして少し興味が出た」
愛生館グループ 内藤公亮さん:
「(子どもたちが)就職を考える時期になった際に、介護の仕事が選択肢の1つになってくれたらという願いを込めて開催している。介護はこういう感じなんだとか、ネガティブなイメージではなく、ポジティブな明るいイメージで捉えてもらえたら」


